<日本科学未来館>【Miraikanフォーカス】 トークセッション 「AI×超高齢社会 ~データでかわる? 介護の現場~」
- 2019-12-15 ~ 2019-12-15
- 青海エリア
久しぶりに実家に帰ったら親の認知症が進行し、会話もままならなくなっていた。
心配しても「年寄扱いするな!」と怒り出してしまう――認知症の方とうまくコミュニケーションが取れず困ってしまう、そんな経験をする人たちが今後ますます増えていきそうです。
今まさに進む高齢化に対しては、さまざまな角度からの研究・対策が進んでいます。
その中でも特に重要な切り口として今回は、介護需要の増加を見据えて、
介護の質を上げるためのAI(人工知能)による支援を取り上げます。
あなたが身近な人の介護をしなくてはならないとき、もし達人の介護福祉士のように思考するAIが
あなたを助けてくれたらどうでしょう。
AIがカメラやセンサーを使ってなぜコミュニケーションがうまくいかないかを客観化し、
その人に寄り添った適切な働きかけをアドバイスしてくれる――そんなAIがあったら、
介護の苦労は減り、もっと楽しくやりがいのあるものに変わるかもしれません。
そんな未来を実現すべく、AI研究者と介護支援のプロがタッグを組みました。
AIで介護の質を高める準備が今まさに進められています。
Miraikanフォーカス「ハロー!AI社会 人工知能ってナンなんだ? そういう私ってナンなんだ?」の
トークイベントとして、静岡大学の研究チームの一人・石川翔吾氏と、その研究で協働している
介護施設経営者・加藤忠相氏をお招きし、介護支援AIの開発の最前線についてお話を伺います。
加藤氏の経営する高齢者福祉サービス「あおいけあ」は、介護支援のマニュアルが存在しないにもかかわらず、認知症とともによりよく生きるための環境の創出に成功し、介護者の離職もほとんどありません。
そんな介護者と認知症のある本人の関係に着目した石川氏は、介護現場のコミュニケーションをカメラや各種センサーのデータを使って「見える化」するシステムを開発しました。
現在このシステムは介護の達人と初心者の介護者のコミュニケーションの違いを比べて、介護スキルを向上させるための学習ツールとして利用され始めています。
将来的には、このシステムで両者の行動に加えて背景や感情を汲んで、介護者と認知症のある本人とのよりよい関係構築を支援するAIに発展させることを目指しています。
これまで介護支援は施設や現場ごとに異なるために比較が難しく、一部の介護の達人がもつ実践経験から学ぶ機会も限られていました。もし達人の知識や思考がAI開発の中で客観視できるようになったら、
介護スキルの専門性も再評価されるようになるかもしれません。
介護現場にAIが導入される未来を登壇者と一緒に考えてみましょう。
※音声認識字幕による情報保障を行います。
【登壇者紹介】
石川 翔吾 氏(静岡大学情報学部 助教
1982年生まれ。静岡大学創造科学技術大学院修了、博士(情報学)。人間の発達を観察するシステムの開発やAIのモデルを使った人間の心の状態を表現する研究に従事。当初は子どもの発達過程に着目していたが、超高齢社会の課題解決のため現在認知症の介護支援に取り組んでいる。介護や医療現場、本人や家族と一緒に考え課題解決する研究スタイルで人間中心の解決方法を模索している。
【登壇者紹介】
加藤 忠相 氏(株式会社あおいけあ 代表取締役)
1974年生まれ。東北福祉大学福祉学部卒業。横浜の特別養護老人ホームに従事するも介護現場の厳しい現実にショックを受け、理想の介護を実現すべく2001年に株式会社あおいけあを設立。現在「グループホーム結」「デイサービスいどばた」、小規模多機能型居宅介護「おたがいさん」を経営。NHK「プロフェッショナル」ほか多数メディアに出演。
【企画・ファシリテーション】
漆畑 文哉(日本科学未来館 科学コミュニケーター)
【Miraikanフォーカスについて】
科学と社会にまつわる未来館注目のテーマ「Miraikanフォーカス」の関連イベントとして実施します。今年度は、人工知能とこれからの社会をテーマに、「ハロー!AI社会 人工知能ってナンなんだ? そういう私ってナンなんだ?」というタイトルのもと、各種イベントや展示を実施しています。
▶Miraikanフォーカスについて
【開催日時】
2019年12月15日(日) 14:30~16:00(受付時間:14:15~14:30)
※事前申込制・当日参加可能なイベントです。事前申込された方を優先的に座り席へご案内いたします。事前申込者は受付時間内に会場へお越しください。 ※14:30の時点で空席がある場合、当日参加者にお座りいただきます。事前申込をされても14:30を過ぎてのご来場の場合は立見席となる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
【開催場所】日本科学未来館 5階 コ・スタジオ
【対 象】どなたでも
【定 員】50名
【参 加 費】入館料のみ
【申込方法】WEBによる申込、先着順。下記の申込みフォーム」リンクよりお申込みください。2名以上の場合は、お手数ですが1名ずつお申込みください。定員に達し次第募集を締め切ります。≪申込みフォーム≫
【申込期間】2019年11月27日(水)~2019年12月13日(金) 12:00
【主 催】日本科学未来館
【協 力】一般社団法人みんなの認知症情報学会
心配しても「年寄扱いするな!」と怒り出してしまう――認知症の方とうまくコミュニケーションが取れず困ってしまう、そんな経験をする人たちが今後ますます増えていきそうです。
今まさに進む高齢化に対しては、さまざまな角度からの研究・対策が進んでいます。
その中でも特に重要な切り口として今回は、介護需要の増加を見据えて、
介護の質を上げるためのAI(人工知能)による支援を取り上げます。
あなたが身近な人の介護をしなくてはならないとき、もし達人の介護福祉士のように思考するAIが
あなたを助けてくれたらどうでしょう。
AIがカメラやセンサーを使ってなぜコミュニケーションがうまくいかないかを客観化し、
その人に寄り添った適切な働きかけをアドバイスしてくれる――そんなAIがあったら、
介護の苦労は減り、もっと楽しくやりがいのあるものに変わるかもしれません。
そんな未来を実現すべく、AI研究者と介護支援のプロがタッグを組みました。
AIで介護の質を高める準備が今まさに進められています。
Miraikanフォーカス「ハロー!AI社会 人工知能ってナンなんだ? そういう私ってナンなんだ?」の
トークイベントとして、静岡大学の研究チームの一人・石川翔吾氏と、その研究で協働している
介護施設経営者・加藤忠相氏をお招きし、介護支援AIの開発の最前線についてお話を伺います。
加藤氏の経営する高齢者福祉サービス「あおいけあ」は、介護支援のマニュアルが存在しないにもかかわらず、認知症とともによりよく生きるための環境の創出に成功し、介護者の離職もほとんどありません。
そんな介護者と認知症のある本人の関係に着目した石川氏は、介護現場のコミュニケーションをカメラや各種センサーのデータを使って「見える化」するシステムを開発しました。
現在このシステムは介護の達人と初心者の介護者のコミュニケーションの違いを比べて、介護スキルを向上させるための学習ツールとして利用され始めています。
将来的には、このシステムで両者の行動に加えて背景や感情を汲んで、介護者と認知症のある本人とのよりよい関係構築を支援するAIに発展させることを目指しています。
これまで介護支援は施設や現場ごとに異なるために比較が難しく、一部の介護の達人がもつ実践経験から学ぶ機会も限られていました。もし達人の知識や思考がAI開発の中で客観視できるようになったら、
介護スキルの専門性も再評価されるようになるかもしれません。
介護現場にAIが導入される未来を登壇者と一緒に考えてみましょう。
※音声認識字幕による情報保障を行います。
【登壇者紹介】
石川 翔吾 氏(静岡大学情報学部 助教
1982年生まれ。静岡大学創造科学技術大学院修了、博士(情報学)。人間の発達を観察するシステムの開発やAIのモデルを使った人間の心の状態を表現する研究に従事。当初は子どもの発達過程に着目していたが、超高齢社会の課題解決のため現在認知症の介護支援に取り組んでいる。介護や医療現場、本人や家族と一緒に考え課題解決する研究スタイルで人間中心の解決方法を模索している。
【登壇者紹介】
加藤 忠相 氏(株式会社あおいけあ 代表取締役)
1974年生まれ。東北福祉大学福祉学部卒業。横浜の特別養護老人ホームに従事するも介護現場の厳しい現実にショックを受け、理想の介護を実現すべく2001年に株式会社あおいけあを設立。現在「グループホーム結」「デイサービスいどばた」、小規模多機能型居宅介護「おたがいさん」を経営。NHK「プロフェッショナル」ほか多数メディアに出演。
【企画・ファシリテーション】
漆畑 文哉(日本科学未来館 科学コミュニケーター)
【Miraikanフォーカスについて】
科学と社会にまつわる未来館注目のテーマ「Miraikanフォーカス」の関連イベントとして実施します。今年度は、人工知能とこれからの社会をテーマに、「ハロー!AI社会 人工知能ってナンなんだ? そういう私ってナンなんだ?」というタイトルのもと、各種イベントや展示を実施しています。
▶Miraikanフォーカスについて
【開催日時】
2019年12月15日(日) 14:30~16:00(受付時間:14:15~14:30)
※事前申込制・当日参加可能なイベントです。事前申込された方を優先的に座り席へご案内いたします。事前申込者は受付時間内に会場へお越しください。 ※14:30の時点で空席がある場合、当日参加者にお座りいただきます。事前申込をされても14:30を過ぎてのご来場の場合は立見席となる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
【開催場所】日本科学未来館 5階 コ・スタジオ
【対 象】どなたでも
【定 員】50名
【参 加 費】入館料のみ
【申込方法】WEBによる申込、先着順。下記の申込みフォーム」リンクよりお申込みください。2名以上の場合は、お手数ですが1名ずつお申込みください。定員に達し次第募集を締め切ります。≪申込みフォーム≫
【申込期間】2019年11月27日(水)~2019年12月13日(金) 12:00
【主 催】日本科学未来館
【協 力】一般社団法人みんなの認知症情報学会
イベント情報
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開催期間2019-12-15 ~ 2019-12-15
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開催場所日本科学未来館
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ウェブサイト
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お問合せ先日本科学未来館
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お問合せ先【電話番号】03-3570-9151(代表)